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自主節電により計画停電を回避しよう。 [東北地方太平洋沖地震]

計画停電による弊害が多発し、産業界、医療現場、商店等々から悲鳴が上がっている。現在行なわれている計画停電は地域ごとに決められ実施されたり、急に中止したりで到底「計画的」とは思えない状態となっている。東京電力が勝手に決めた停電計画に振り回される形になっているのだ。

この際私たちの暮らしを見直してどこまで節電できるかチャレンジしてみてはどうかと思う。身の回りを点検すればまだまだ節電の余地はある。照明、冷暖房、家電製品の待機電力などなどどこまで節電できるか。工夫すればかなりの節電ができるはずだ。

東電か政府か知らないが、電力料金を引き上げて電力需要を押さえ込むという案が出ているが、これには反対である。これでは便乗値上げ、泥棒に追い銭ではないか。

下記のグラフは今夏の電力需要の予測グラフである。午前8時から午後7時までの11時間で不足する一方、午後7時から午前8時までの13時間は電力が余っている。需要を平準化することで電力消費のピークを供給力の範囲内に押さえ込めれば、計画停電を回避することができる。

今夏の電力需要予測(Asahi.comより転載)
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電力需要の約半分が家庭とオフィス用なので、ここでの節電は必須となる。先ずは、徹底的な節電をする。無駄な電気を使わないだけではなく、我慢できる範囲は我慢する。そして、消費時間を電力が余っている夜間にシフトすること。炊飯器、洗濯機、アイロン、ヘアドライヤーなどはできるだけ夜間に使用する。照明器具は電球を間引きする。白熱電球を蛍光灯やLEDに交換する。暗い生活に慣れることが大事だ。本を読む時には手元を明るくするれば、部屋全体を明るくしなくても済む。一番の問題は夏場(6月から9月半)の冷房需要だ。風を通す。窓の外側に日除けをかけ、陽を室内に入れないようにした上でクーラーの温度設定を上げるなり、いっそのことクーラーを使わない。掃除機を使わないで、ペーパーモップで掃除する。温水ポットではなく魔法瓶を使う。炊飯器を保温状態にしない。などなど様々な工夫はできそうだ。

家庭での電力消費内訳(東北電気保安協会HPより転載)
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産業界や商店でも家庭オフィスと同様に節電の工夫をすることが大事。特に製造業では夜間の操業をメインにし、夏は長期休暇を実施する。商店も2、3時間の昼休み(シエスタ)を実施しその間店を閉めてしまうのはどうだろうか。
街路灯や高速道路の照明などももっと暗くても問題ないと思う。街なかのネオンサインや駅ホームや地下道の照明ももっと暗くても問題ないのではないだろうか。

このようにして社会全体で節電に取り組み計画(無計画)停電を回避できれば、病院や公共施設など大事な施設への電力供給を守ることができるだろう。現在の計画停電では東電の決定に従うしかないのだが、自主節電ならば消費者自身が節電方法を決められるのだ。

東京電力の需要割合
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