SSブログ

快適!!ガス温水蓄熱床暖房 [建築(住宅)]

 3月とはいってもまだまだ寒い日が続いています。住宅の設計をしていると暖房方式の相談が良くあります。私がお勧めしているのは、「ガス温水蓄熱床暖房」です。床暖房の快適さは体験した人はよくわかると思いますが、エアコンやファンヒーターが空気の温度(室温)を上げることによって暖かさを感じさせる(空気暖房)に対して、床暖房の場合は床の温度を30℃程度にして、床からの輻射熱で暖かさを感じるという違いがあります。空気暖房の場合は天井付近の温度が40℃近くまであがり、床付近が20℃以下という具合で頭温足寒となり不快感の原因となります。また、温風を吹き出す風も気になります。床暖房の場合は室温18℃から20℃で十分に暖かさを感じます。床と天井でほとんど温度差が生じません。また、不快な風もないので快適なのです。

 一般的なパネル式床暖房の場合は、スイッチを切ると30分程度で床の温度が下がってしまいますが、蓄熱式の床暖房では朝3時間と夕方3時間運転すると、24時間暖房効果が続きます。運転時間はリモコンで最適な運転時間を設定することができます。また、パネル式床暖房の場合、コストやパネルの大きさの問題から、部屋の隅や廊下、玄関などパネルが入らない部分と床暖房の部分の温度差が大きく深いに感じます。温水蓄熱床暖房の場合は温水配管をコンクリートの土間床に埋設するので、玄関から廊下、台所、トイレ、洗面室、風呂の洗い場まで隅々まで入れるので、床温が均一になります。このことも快適性にとって重要なことです。気になるのが毎月のガス代ですが、一日6時間運転でおよそガス代が月約1万円というデータが出ています。設置費用は、例えば一階床面積15坪の場合で、50万円から70万円程度で設置できます。床暖房専用のガス湯沸かし器は、一定期間で交換時期が来ますが、配管は長寿命の架橋ポリエチレン製でジョイントをつくらないシームレス配管なので、故障する心配がありません。

温水蓄熱床暖房を設置した「中庭の家」

タグ:床暖房 温水
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。